後妻業-中瀬耕造のネタバレ感想文

黒川博行の小説「後妻業」に登場する中瀬耕造のネタバレ感想文です。

後妻業-中瀬耕造のネタバレ感想文

中瀬耕造は高校の教師を経て教育委員会に入り、3つの高校で校長を歴任した。退職後は奈良の女子短大の教授に就任した。

女子短大を退職後、中瀬耕造は、妻に先立たれたので、結婚相談所に登録て畠中晴江と知り合い、マンションを購入して畠中晴江と住むと言い出した。

中瀬耕造には2人の娘が居り、娘2人は結婚に反対したが、中瀬耕造は畠中晴江の息子も籍を入れない同居なら認めていると言い、マンションを購入して畠中晴江と暮らし始めた。

翌年、畠中晴江が急死して同居生活は終わるが、中瀬耕造は再び結婚したいと言い出した。今度は、違う結婚相談所で知り合った赤沢邦子という女性だった。

娘2人は反対したが、中瀬耕造は結婚すると言い張った。

しかし、赤沢邦子は、交際している男性が居おり、男性に手切れ金600万円を渡さなければ中瀬耕造とは結婚できないというので、中瀬耕造が600万円を渡すと、赤沢邦子は逃げて消えてしまった。

その後、中瀬耕造は、再び結婚相談所を変えて武内小夜子と結婚したが、武内小夜子とは籍を入れずに内縁の妻という関係だった。

しかし、武内小夜子は資産家を狙って殺害して遺産を相続する後妻業の女で、中瀬耕造は武内小夜子の要求に応じて遺言公正証書を作成すると、武内小夜子に殺されてしまうのだった。

中瀬耕造は色ボケした老人のようにも思えるが、そこには寂しい老人の人生があるように思えた。

遺産を相続する子供からすれば、無駄に使われるのは嫌かもしれないが、老人の立場からしてみれば、自分で稼いだ金だし、メイドの土産に好きになった女性と一緒に最後を過ごしたいと思うのも仕方が無いと思う。

今回は、運が悪く、相手が後妻業の女だったので、殺されてしまったが、1度や2度の失敗でめげずに、次は良い女性と巡り会えるように頑張って欲しい。まあ、死んだら頑、もう頑張りようが無いのだが。

後妻業 (文春文庫) [ 黒川博行 ]

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