【平屋】セルロースファイバーは防音効果が無い理由の解説【遮音】
断熱素材のセルロースファイバーは防音性能があるということで人気があるのですが、有識者がセルロースファイバーに防音効果は無いと解説していました。
セルロースファイバーは防音に効果が無い根拠
セルロースファイバーには音を通すので、遮音材ではない。あくまでも音を減衰させる吸音材である。
防音(遮音)には質量と密度が重要なので、セルロースファイバーを使用するよりも、石膏ボードを二重張り(増し張り)にした方が防音効果がある。
音は柱(木材)を伝って内壁から外壁へと抜けていくので、壁の中にセルロースファイバーを充填しても遮音効果は低い。
セルロースファイバーは太鼓現象を減らす効果はあるが、遮音効果は低い。太鼓現象を減らすのなら、ロックウールの方が優秀な場合がある。
工務店などが、セルロースファイバーやロックウールなどのボックスに、防犯ベルを入れて防音性能を比較している。
この実験は素材同士の比較にはなるが、実際の部屋は壁に囲まれており、素材は壁の中にあるので、参考にならない(工務店のセールストーク)。
また、セルロースファイバーは沈下するという欠点があり、沈下して隙間ができると防音ができないので、防音材にはならない。
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セルロースファイバーと防音効果についての考察
私はセルロースファイバー信者だったのですが、セルロースファイバーは防音に効果が無いという有識者の解説は概ね正しいように思いました。
確かに、セルロースファイバーを採用した人のレビューを見ていると、セルロースファイバーの家は静かだという人が多いのですが、それがセルロースファイバーのおかげなのか、石膏ボードのおかげなのかは判断ができません。
セルロースファイバーに防音効果が全くないという表現は誇張しすぎで、多少の防音効果はあると思うのですが、比重という点から考えても、壁の中にセルロースファイバーを入れるよりも、石膏ボードを二重張りにした方が効果的だと思いました。
具体的な工法は、遮音に関する認定工法があるので、遮音効果が認められている認定工法を採用すれば良いと思います。
あくまでもセルロースファイバーは断熱材なので、壁の中に入れる断熱材は断熱材としての評価で決め、防音性能は壁(石膏ボード)に任せた方がよいような気がします。
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