【令和の米不足】食糧自給率には意味がない理由
色々な人の考えを取り入れようと思い、令和の米不足について調べていたら、農業政策で有名な専門家が、食糧自給率には意味が無いという話をしていました。
その専門家によると、食糧自給率は国内生産÷国内消費で計算する。終戦直後は食糧が輸入されなかったので、日本の食糧自給率は100%だったが、餓死する人が居た。今は食糧自給率が低いのに餓死する人は居ない。だから食糧自給率を高める必要は無いという主旨の話をしていました。
そんなはずないだろうと思って調べてみたのですが、話の内容自体は間違っていないようです。
これは詭弁というよりも、指数の特性の問題のようです。納得はできないのですが、食料自給率がそういう計算になっている以上は、この専門家が言っていることは正しいことになります。
自給率の特性
カロリーベースの自給率の場合、カロリーの無いコンニャクをいくら作っても食料自給率が上がらず、カロリーの高いものを生産すれば、食料自給率が上がるという特性があります。
野菜はカロリーが低いため、日本の農地をフル活用して生産してもカロリーベースの食料自給率は50%を超えないらしいので、食料自給率はそれほど重要な指数ではないと考えて良いかもしれません。
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