信長の野望の攻城戦は「安市城の戦い」に学べ【墨攻】
安市城の戦いを描いた映画「安市城 グレート・バトル」を観たのですが、攻城戦が非常に面白かったです。
映画「安市城」が描いた安市城の戦いは、645年に唐(中国)が朝鮮半島北部の高句麗へと侵攻した時に起きた戦いです。
唐の皇帝・太宗が直々に20万の軍勢を率いて高句麗へと侵攻し、5000の兵が守る安市城を包囲した籠城戦です。
645年は、「無事故で起こった大化の改新」なので、日本は飛鳥時代で戦という感じは無いのですが、朝鮮半島は「高句麗」「百済」「新羅」の3国が覇権を争う三国時代でした。
日本が朝鮮出兵をしたとき、朝鮮の大軍は一瞬で溶けていき、日本軍は平壌あたりまで快進撃を続けたので、朝鮮軍は弱いというイメージがあるかもしれませんが、日本が戦国時代だったのに対して、朝鮮出兵の時の朝鮮半島は争いなど無く、平和ボケしており、賄賂などで腐りきって、優秀な人材は出世できない状況だったので、弱かっただけです。
映画「安市城」の舞台となった朝鮮半島の高句麗は、唐の1つ前の隋の時代から何度か侵攻を受けていたのですが、隋の大軍を撃退しており、かなり強かったようです。
映画「安市城」では、唐の20万軍勢が、5000の兵が守る安市城を包囲した攻城戦で、迫力があって面白かったです。
唐軍は様々な攻城兵器を投入して安市城の城壁に取り付くのですが、安市城の城主ヤン・マンチュンは兵を指揮して唐軍を押し返します。
投石機などの攻城兵器も迫力があって面白いのですが、籠城側は紐を付けた巨大剣山みたいなものを城壁から落として、梯子を登ってくる敵兵を潰していたのが面白かったです。
初めて見た防衛兵器でした。実際に、籠城側はあんな兵器を使っていたのでしょうか?気になります。
結果としては高句麗軍が防衛に成功して、唐軍が撤退するのですが、20万の大軍でも城を落とせないという面白さがありました。
映画「安市城」は攻城戦に特化しており、戦国シミュレーションゲーム「信長の野望」やタワーディフェンス系のゲームが好きな人は面白いと思います。映画「墨攻」もお勧めなのですが、「墨攻」とは違った面白さがありました。
私も「信長の野望」で遊ぶのですが、「信長の野望」の攻城戦も映画「安市城」くらいの迫力を出して欲しいですね。
日本は山が多いので攻城兵器が発達しなかったし、戦国時代の城は城と言っても、木の砦くらいの城も多かったので、難しいかもしれませんが。
いっそのこと、「三国志」や「信長の野望」とは別に、籠城ゲームを作って欲しいです。
ファミコン時代にナムコが「独眼竜政宗」を出していたのですが、ナムコはもう戦国シミュレーションゲームは作らないのでしょうか?
「独眼竜政宗」も面白かったのにシリーズが続かずに残念です。
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