寝袋は薄着の方が暖かい
寝袋で快適に眠るため、今回は「寝袋は薄着の方が暖かく眠れる」という説を検証したので、結果を報告します。
「寝袋は薄着の方が暖かい」は本当か?
服を着込めば着込むほど、暖かくなる(寒くなくなる)ので、寝袋で眠るときも、厚着をした方が暖かく眠れると思いがちです。
しかし、「寝袋は薄着の方が暖かい」という説があり、その説を検証するために、今回は風邪を引く覚悟で、薄着で寝てみました。
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「寝袋は薄着の方が暖かい」の根拠と理由
寝袋は薄着で寝た方が暖かいと説の根拠は、体温にあります。
厚着をすると体温が服で遮断されてしまい、体温が寝袋へと伝わらないので、寝袋が暖かくなりません。
しかし、薄着だと体温が寝袋に伝わるので、寝袋全体が暖かくなると言われています。
実験の内容
私は使用している寝袋は、スナグパックの寝袋「ソフティー・エリート3」なので、今回は「ソフティー・エリート3」で検証を行いました。
私は室温5度くらいになると、ユニクロの上下インナー(ヒートテック)に、ポーラテックのフリース上下に、モンベルのサーマランドパーカーを着て寝袋に入って寝ています。
まだ氷点下は経験していないのですが、室温が1桁でも、特に寒さは感じずに朝まで眠れています。
そこで、今回は「寝袋は薄着の方が暖かい」という説を検証するため、ユニクロの上下インナー(ヒートテック)だけで、寝袋に入って寝てみるという実験をしてみました。
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寝袋は薄着の方が暖かい
室温5度で、ユニクロの上下インナー(ヒートテック)という服装で、スナグパックの寝袋「ソフティー・エリート3」に入って寝てみたのですが、服を着込むのと同等か、それ以上に暖かかったです。
服を着込んで寝たときは「寒くない」という感じなのですが、ヒートテックだけで寝たときは「ほんのりと暖かい」という感じがしました。
温度は計測していないのですが、体感的には薄着で寝た方が「暖かい」と感じました。
だから、「寝袋は薄着の方が暖かい」という噂は本当だと考えられるのですが、注意点もあります。
寝袋で薄着で寝るときの注意点
1つ目の注意点は、全ての寝袋で「薄着で寝た方が暖かい」とはいえないことです。
今回、実験で使用したスナグパックの寝袋「ソフティー・エリート3」には、宙服にも使われている保温素材「Reflectatherm」が使われており、この「Reflectatherm」が体温を反射するので、寝袋の中が暖かくなったという可能性が考えられます。
カリンシアの寝袋も、NASAの技術を使用した「サーモフレクト」という保温素材を使用しているので、薄着で寝た方が暖かいと思います。
しかし、低価格な寝袋には、そういう保温素材が使われていないので、薄着で寝ると寒いという可能性があります。
2つ目の注意点は、薄着で寝ると肩が冷える可能性があることです。
寝袋のドローコードを絞っても、どうしても隙間が出来るので、少しは冷気が入ってきます。
室温5度くらいでは特に問題がなかったのですが、氷点下を下回るような環境で使用する場合は、肩が引ける可能性があるので、ダウンブランケットなどで隙間を埋められるようにしておくと良いと思います。
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今回の検証で分かったこと
私の使用環境においては、「寝袋は薄着の方が暖かい」という説は事実でした。
確かに、アンダーウエアで寝るときは薄着の方が暖かいし、着込まないため、体への負担も減って楽でした。
しかし、アンダーウエアで寝ると寝袋を出たときの寒さが辛いです。寝袋を出て服を着るまでの間に体温が奪われて体が冷えてしまいます。
だから、寝袋で寝るときは薄手のフリースくらいは着て寝た方が良いと思いました。
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