とと姉ちゃん-アカバネ電器製造のモデルと実話のネタバレ感想文
朝ドラ「とと姉ちゃん」に登場する電化製品メーカ「アカバネ電器製造」のモデルと実話を紹介します。
アカバネ電器製造
アカバネ電器製造は、朝ドラ「とと姉ちゃん」に登場する総合電機メーカーで、アイロンや電気釜などを作っています。
しかし、アカバネ電器製造の製品はあまり性能が良くないため、雑誌「あなたの暮らし」の商品試験(商品テスト)で酷評されてしまい、売り上げが激減してしまいます。
そこで、アカバネ電器製造の村山健太郎と酒井秀樹は、雑誌「あなたの暮らし」の編集部を訪れ、泣きついたり、お金を積んで良い記事を書いてもらおうとしたりしました。
しかし、社長・小橋常子(高畑充希)も編集長・花山伊佐次(唐沢寿明)も一切相手にせず、追い返しました。
これに怒ったのが、アカバネ電器製造の社長・赤羽根憲宗です。
なんと、アカバネ電器製造の社長・赤羽根憲宗は、小橋常子(高畑充希)を初め、雑誌「あなたの暮らし」の社員の自宅に石を投げ込み、ガラスを割るなどの嫌がらせをしたのです。
しかも、雑誌「あなたの暮し」の編集部を訪れ、小橋常子(高畑充希)を挑発し、小橋常子(高畑充希)や社員を恐怖のどん底へ突き落としたのです。
そのようななか、小橋常子(高畑充希)が行っていた電気釜の試験が終わり、次に発売する雑誌「あなたの暮らし」に電気釜の商品試験(商品テスト)を掲載する事になりました。
アカバネ電器製造の電気釜は、商品試験で最低の評価を受けており、小橋常子(高畑充希)は「商品だけではなく、会社にも問題がある」と指摘します。
これに対して、商品試験(商品テスト)が終わった事を知ったアカバネ電器製造の社長・赤羽根憲宗は、新たな作戦を開始するのです。
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アカバネ電器製造の実話とモデル
アカバネ電器製造に特定のモデルは存在しませんが、ある程度、実話を元にしたエピソードです。
雑誌「暮しの手帖」は週刊誌で特集されたことを切っ掛けに、売り上げを飛躍的に伸ばしていきました。
そして、発行部数が伸びるに従って、社会への影響力も大きくなり、雑誌「暮しの手帖」の商品テストで酷評された商品は売れなくなって、製造していた会社が倒産寸前まで追い込まれるという社会現象が起きるようになりました。
反対に、雑誌「暮しの手帖」で評価された商品は売れに売れ、倒産直前の会社が息を吹き返したということもありました。
このため、雑誌「暮しの手帖」で酷評されて業績が悪化し、「何とかして欲しい」と泣きついたり、お金を積んで良い記事を書いてもらおうとする企業もありました。
なかには、朝ドラ「とと姉ちゃん」に登場するアカバネ電器製造のように、罵詈雑言を浴びせたり、脅迫したり、嫌がらせをしたりする企業もありました。
雑誌「暮しの手帖」の花森安治や大橋鎭子は相当嫌な思いもしたのですが、元々、商品テストの目的は「製造者に良い商品を作って貰う」という目的だったので、花森安治はペンを緩めることはありませんでした。
当時の日本製品は粗悪品が多く、日本企業は作りっぱなしで、作った商品に責任を持っていなかっておらず、外国製品に惨敗していたのですが、雑誌「暮しの手帖」の糾弾によって、日本企業は地道に商品の改良を重ねていきました。
やがて、日本製品は外国製品に肩を並べ、いつしか外国製品を追い抜き、メイド・イン・ジャパンは高品質の代名詞となったのです。
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