廃止されたモールス信号のSOSは禁止について

モールス信号が廃止された現在もモールス信号のSOS(救難信号/遭難信号)は禁止なのだろうか?

ピンクレディーの「SOS」は放送禁止だった

ピンクレディーの歌「SOS」は放送禁止だったというニュースがあった。

「SOS」の冒頭にモールス信号による「SOS」が効果音として使われていたため、「SOS」は放送禁止歌となり、当時は冒頭のモールス信号をカットして放送していたそうだ。

現在はモールス信号による「SOS」が廃止されたため、ピンクレディーの「SOS」の冒頭のモールス信号も放送できるようになったのだが、放送局の判断(自主規制)により、対応は別れているようだ。

このニュースを見て、私はモールス信号による「SOS」が廃止されている事を知り、着メロ「SOS」計画を思い出した。

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着メロのSOS計画

スマホ時代でも「着メロ」という言葉は通じるのだろうか?

昔は、携帯電話に着信があったときの呼び出し音を「着メロ」と言っていた。

今はなんでもダウンロードの時代だが、昔は携帯電話に音符を入力して着メロを自作するという時代があり、着メロの本なども販売されていた。

それで、私は何かの映画を観た影響で、モールス信号の「SOS」を着メロにしようと考え、知人に「SOS」を音符にして欲しいと頼んだのだことがある。

しかし、知人から「モールス信号のSOSは国際的な救難信号で、使用を禁止されているからダメだと思う」と言われ、計画を断念したことがある。

だから、モールス信号による「SOS」が廃止されたというニュースを見て、今なら着メロをモールス信号の「SOS」にしても良いのではないかと思い、少し調べてみた。

モールス信号のSOSは使用禁止?

本当にモールス信号の「SOS」が廃止されたのかを調べてみると、1999年にモールス信号が廃止され、人工衛星を使用した「GMDSS」というシステムに移行していた。

1999年は、ノストラダムスの大予言が世間を騒がせている時期で、ノストラダムスの大予言騒動の裏で、コッソリとモールス信号は廃止されていたわけだ。

さて、1999年にモールス信号が廃止された事は分ったが、モールス信号の「SOS」の使用を禁止している情報は無かった。

そこで、調べてみたのだが、モールス信号のSOSを禁止するような法律は無さそうだ。

コトバンクのモールス信号の記事には「1999年(平成11)をもって遭難通信に使用することを禁止された」と書かれている。

そもそも、モールス信号が廃止されているので、廃止されているモールス信号のSOSを禁止する意味が無いということだろう。

したがって、着メロをモールス信号のSOSにすることは問題ないなさそうだ。

しかし、モールス信号のSOSが禁止されていなくても、モールス信号が分る人が間違えて、本物のSOSと勘違いしたら困るので、着メロをモールス信号のSOSにするのは止めることにした。

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