日本で最初にラーメンを食べたのは龍泉令淬(りょうせんりょうずい)

今回は、日本で最初にラーメンを食べたのは水戸黄門という説は嘘だったという新説を紹介します。

日本初は水戸黄門

日本で最初にラーメンを食べたのは、テレビドラマ「水戸黄門」でもお馴染みの、水戸藩の第2代藩主・水戸黄門(水戸光圀)だとされている。

水戸黄門が、中国から長崎に亡命していた儒学者・朱舜水を水戸藩に招いたとき、自らうどんを打って振る舞った。

朱舜水は、このお礼として、中国のラーメンを作って、水戸黄門に食べさせた。

このエピソードが、日本で最初にラーメンを食べたのは水戸黄門という根拠となっており、定説となっている。

しかし、2017年に新たな資料が見つかり、水戸黄門説は覆り、日本で最初にラーメンを食べたのは僧侶の龍泉令淬(りょうせんりょうずい)という説が有力になっている。

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日本初は龍泉令淬

後醍醐天皇の皇子で京都の僧侶・龍泉令淬(りょうせんりょうずい)は、1360年から数年、福岡県の承天寺の住職を務めている。

龍泉令淬は、このときに始めてラーメンのルーツ「経帯麺(けいたいめん)」を食べたようで、漢詩集「松山集(しょうざんしゅう)」に「経帯麺」という詩を詠んだ。

また、龍泉令淬の日記「蔭涼軒日録」には、「経帯麺」を作って振る舞った事が書かれているので、水戸黄門よりも300年前に日本でラーメンが食べられたいた事は、間違いなさそうだ。

ただし、これは、あくまでも資料が、あるか無いかの違いだけで、もっと前から日本でラーメンが食べられていたという可能性もある。

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