半沢直樹の実話!JALの企業年金は年利4.5%

ドラマ「半沢直樹」で帝国航空のOB年金問題が取り上げられているので、実話を紹介する。

帝国航空のモデルとされるのは、2010年1月に会社更生法の適用を申請して倒産したJALである。

JALが倒産した理由は色々とあるのだが、その理由の1つが企業年金だった。

JALの企業年金は年利4.5%という高利回りで、JALの退職者は基礎年金、厚生年金、企業年金の合計で、毎月43万円の年金を受けれる試算になっていた。

当然、年利4.5%という企業年金がJALの経営を圧迫するので、JALとしては企業年金を減額させたいのだが、企業年金の減額は財産権にも関わってくるので、そう簡単には減額できない仕組みになっていた。

減額するには3分の2の同意が必要なのだが、OBからすれば、受け取る年金が減るので、当然、同意はしない。

このため、企業年金問題を最後まで引きずるのだが、JALが会社更生法の適用を申請することになり、企業年金の減額の方が、企業年金の解散よりはマシなので、最終的に企業年金は減額されたのである。

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