映画「レジェンド&バタフライ」の感想(ネタバレあり)

木村拓哉が主演する映画「レジェンド&バタフライ」の感想(ネタバレあり)です。

木村拓哉が主演する映画「レジェンド&バタフライ」を見ました。

織田信長(木村拓哉)が斎藤道三の娘・濃姫(綾瀬はるか)と政略結婚してから、本能寺の変で死ぬまでが描かれています。

上映時間は168分なので映画としては長めですが、織田信長の生涯を描くには時間が短すぎて、ダイジェストという感じで、帯に短し、タスキに長しという感じでした。

歴史的イベントは登場するのですが、結果報告だけという感じで、桶狭間の戦いですら結果だけという扱いでした。

私は戦国ゲーム「信長の野望」をプレイしてある程度の流れを知っているので良かったのですが、織田信長について最低限の知識が無い人は、映画「レジェンド&バタフライ」を見ても意味が分からないと思います。

タイトルについても、織田信長の結婚相手・濃姫が「帰蝶」と呼ばれていることを知らないと、「レジェンド&バタフライ」が「織田信長&濃姫」という意味だと分からないと思います(蝶は英語でバタフライといいます)。

映画の中で、浅井長政らの頭蓋骨を杯にして酒を飲むエピソードがあったのですが、頭蓋骨の杯は映画で取り上げるほど有名なエピソードなのだろうか?と不思議に思いました。

映画「レジェンド&バタフライ」の結末

明智光秀の軍勢に包囲された織田信長は、燃えさかる本能寺の奥へと消えていくのですが、奥の間の畳が外れて脱出口が見つかります。

織田信長は本能寺を抜け出して、濃姫を迎えに行き、一緒に船に乗って外国へと旅立ちます。

奥の間の畳が外れて脱出口が見つかるシーンは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニーデップをイメージしたのでしょうか?なんとなくジョニーデップを思い出して面白かったです。

しかし、織田信長と濃姫が海外へ旅立つというのは、織田信長の夢オチ(妄想)で、織田信長は本能寺の奥の間で自害し、時を同じくして、濃姫も病死するというのが「レジェンド&バタフライ」の結末でした。

史実としては、織田信長は本能寺で自害した事になっているのですが、遺体は見つかっていないため、床の隠し通路から逃げたという説もあります。

だから、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、夢オチではなく、織田信長と濃姫が海外に脱出して幸せに暮らすという結末でも良かったと思います。

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