湊かなえの小説「リバース」-村井隆明のネタバレ感想文

湊かなえの小説「リバース」に登場する村井隆明のネタバレ感想文です。

リバース-村井隆明のネタバレ感想文

私は、湊かなえの小説「リバース」を読んで、登場人物の中で村井隆明が一番、悪いと思った。

村井隆明はゼミ仲間の1人で、おじさんの別荘に遊びに行こうと提案した学生である。

村井隆明は別荘から車から高級肉まで全てお膳立てしたが、別荘へ行く前日に交通事故に遭い、1人だけ遅れることになった。

そして、村井隆明は、その日の夜に別荘の最寄り駅に着いて、先に別荘に到着していたゼミ仲間に電話し、車で迎えに来いと言った。

電話に出た谷原康生は、運転免許を持っている浅見康介と広沢由樹の2人がお酒を飲んでいると断ったが、村井隆明は全部、お膳立てをしたのだから迎えに来いと言ってゴネた。

その結果、教師を目指していた浅見康介は迎えを拒否したので、運転初心者の広沢由樹が車で行く事になったが、広沢由樹は事故を起こして崖から転落して死んでしまったのである。

そもそも、村井隆明が別荘へ行こうと言いさなければ、広沢由樹は死ぬ事もなったという事もあるが、私が一番、酷いと思った点は、谷原康生がお酒を飲んでいると言ったのに、村井隆明がゴネてお酒を飲んでいる人間に向かいに来させた点である。

お酒を飲んだ人間に迎えに来させるということは、迎えに来させた人間は飲酒運転の車に乗ることになる。

私なら、酒を飲んだ人が運転する車に乗りたくはない。だから、酒を飲んでいる人に迎えに来いとは言いたくない。

村井隆明は父親が県会議員なのに、もし、飲酒運転をさせて交通事故が起きれば、どうなるか想像しないのだろうか?

もし、飲酒運転で事故を起こせば、自分の就職だけで無く、ゼミ仲間全員の就職にも就職もダメになるだろうし、県会議員をしている父親にも大きな迷惑がかかるだろう。さらに、飲酒運転なら自動車保険も使えないだろう。

そうしたリスクを考えれば、多少、タクシーを呼ぶのに時間がかかっても、タクシーを呼ぶべきである。

にもかかわらず、村井隆明はタクシーを呼ばずに、迎えに来いとわがままを言ったので、湊かなえの小説「リバース」の登場人物の中で、村井隆明が一番、悪いと思った。

ただ、村井隆明みたいな人は要領が良いので、ゼミ仲間が飲酒運転で事故を起こしたとしても、自分だけ助かり、そこそこ良い企業に就職して、適当な頃合いを見計らって、父親の後を継いで県会議員になるのだろうと思った。

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